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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第12章 LOVE ME?





「朦朧としてその後はもうお前をこの腕にずっと抱いていたくなる。ひどく高揚してしまう。それでは色々と支障が出るだろう?」


え…?

そんな理由だったの?

私じゃなくてインテグラ様の血を求めたのは…酔うから???


「あの日はいつもの輸血パックのストックを切らしてたから仕方なかった。あぁするしかなかった。あの襲撃でここの人間がほぼ全滅したおかげで、輸血パックの仕入れがいつも遅過ぎる」

「そう…だったの…」


はぁ…。

肩の力が抜けて脱力した。


「そっか。そんなことだったのね…っ」


アーカードは私と同じ気持ちでいてくれたのね…っ。

安心してまた涙がこぼれ落ちそうになる。


「アーカード…っ」


名前をつぶやいた瞬間、私はアーカードに抱き寄せられる。


「お前を泣かせるほど不安にさせた…。この償いはする」


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