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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第9章 INFERIORITY COMPLEX





「えぇ!?マスターとインテグラ様、そそ、そんなことしてたんですか!?」


インテグラ様の私室で見たことをありのままに話したら、セラスさんは大声で驚愕の声を上げた。


「シーっ!声が大きいわ!」


私は思わず人差し指を口元に立てた。


「す、すみません…」


セラスさんは苦笑いしながら小さくなる。


「はぁ…。私、どうしたらいいか…」

「リーナさん…」


私は頭を抱えてため息をこぼす。


「でも、インテグラ様が言うようにそんな関係ないと思います…」

「どうして?」

「だってマスター、リーナさんといる時が一番楽しそうだからです!よく『エンジェルが〜』ってリーナさんのことばっかり気にしてますし!」


セラスさんはにこにこと笑顔で話を続ける。


「リーナさんに向ける目は…私はもちろんですけど、インテグラ様にも向けられたのを見た事ないほど優しい目をしてます」

「そう…かな…」


私はセラスさんの首元をちらりと見た。

襟からわずかに覗くアーカードの噛み痕。


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