第26章 悪魔 2
「ふーん?お姉さん意外と鈍感なのね?」
アンは意味深な顔で上から下まで私をじろじろと見る。
何を根拠に彼女がそう言うのか皆目見当がつかなかったが、小学生くらいの女の子からすれば、
よく話す=好き
って言う方程式で相手を見ても仕方ないか。
「あんたがマセガキなのよ。」
承太郎や花京院は年が近い分よく話すからね。
と一人で勝手に納得した。
ピンポーン
本日2度目のチャイムが響く。
「私が出るわね。」
そう言って私は玄関の鍵を開けに行った。覗き穴を見ると予想通り、承太郎と花京院が立っている。
「待たせたな。何ともなかったか?」
ドアを開けると、承太郎はそう言った。
「こっちは大丈夫よ。2人でのんびり紅茶を飲んでたわ。で、おじいちゃんは何のために召集をかけたの?」
「ポルナレフが敵に襲われたようだ。」
承太郎はアンに聞こえないよう小さな声でそう言った。
「その件で、彼は今警察の取り調べを受けているんだ。」
「ずいぶん大変なことが起こってたみたいね。」
「ああ。だが、スピードワゴン財団の弁護士が来ればすぐ釈放されるだろう。」
「僕たちはその間に明日の列車のチケットを買いに行くのだが、アンナ。君たちはどうする?」
「じゃあご一緒するわ。アンも一緒に連れていくわよね?」
「ああ。じゃあ15分後に下のロビーに集合だ。」
「了解。すぐに準備するわ。」
私はドアの鍵を閉め、アンに出掛ける準備をするように声をかけた。
私はすぐに出掛けられる状態だったため、少し休もうとベッドに横になった。
「準備できたら教えてちょうだい。」
それだけ言うと私は意識を手放した。