第36章 皇帝と吊られた男 4
「ぎにやあああああ!」と悲鳴を上げ、逃げ惑うJ・ガイル。
「おおっと。あんただけは、絶対に逃しはしないよ。」
私は、逃げられないようソードマゼンダでJ・ガイルを宙に浮かせる。
「な、な、なんだあ!?」
「泣きわめくのがうまいのは、てめーの方だなJ・ガイル!」
チャリオッツがJ・ガイルの体中を突き刺し、鉄格子に突き落とす。
鉄格子に突き刺さった無残な姿は、まさにハングドマン(吊られた男)だった。
「後は閻魔様に任せたぜ。」
「これが本当のハングドマンか。…心底クズ野郎だったな。」
「かたきは取ったよ…。」
集中が切れたことで、ズキズキと背中の傷が傷みだす。
体力の限界を迎えた私は、力なくその場に座り込んだ。