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烏野高校排球部!

第2章 烏野高校排球部!


菅「俺達、去年のお前らの試合見てたんだよ」

『あ、日向くんが影山くんに負けたっていう...』

日「うっ...」

田「お前チビで下手くそだったけど、ナイスガッツだったぞ!」

負けた思い出が蘇ったのか、暗い顔をしてた日向くんだが、田中先輩に褒められてすぐに元気になったのか
「あざース!!」と次の瞬間には笑顔で返してた

田「それにしても、あんま育ってねぇなぁ!」

日「あっ...ぐっ...確かにあんまり変わってませんけどっ...でも!小さくても、おれはとべます!烏野のエースになってみせます!」

影「!」

日向くんの言葉に、影山くんはピクリと反応した
あー、これまた面倒なパターンな気がする

てかさっきから、私だけ話について行けなくて蚊帳の外なんだよなぁ

中学での2人の試合で何があったかなんて知らないし

まぁとりあえずは傍観するしかないわけだけどね。私は空気読める子だからね。うん。

田「おいオーイ、入って早々エース宣言か!良い度胸だなぁぁ」

日「うっ...」

菅「いーじゃん、志は高いほうが。なァ?」

日「あっ、が、がんばりま...」

影「お前、」

今まで黙って会話を聞いていた影山くんがまたもや険しい顔で日向くんの言葉を遮った

影「”エースになる”なんて言うからにはちゃんと上手くなってんだろうな?」

日「.....」

影「ちんたらしてたら、また3年間棒に振るぞ」

日「...なんだと...」

『なんでそんな風に言うかなぁ...』

またかと思い呟く

日「おれだって精一杯...!」

日向くんは悲しそうな、苦しそうな顔で、ギリッっと歯を食いしばる。

日「でも、今までのぜんぶ...全部無駄だったみたいに言うな!!!」

睨み合う2人

ピリつく空気

澤「お前らさー、もう敵同士じゃないってわかってる?仲間だって自覚しなさいね」

見かねた澤村先輩が仲裁に入る

日「勝負しろよ。おれと...!!」

あ、無視した。というか、熱くなりすぎて周りが見えなくなってる

田「ぅオイ!!大地さんの話の途中だろうが!!」

影「?なんの勝負だ」

日「バレーの!決まってんダロ!」

喧嘩を止めに入る先輩達の声など2人には届かないらしい

田中先輩キレてますけど...

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