• テキストサイズ

烏野高校排球部!

第1章 序章


《まさに”小さな巨人”!!》


――――――そう、テレビのアナウンサーが叫んでいた



外に遊びに出るでもなく、勉強するでもなく、これといって趣味もなく。

休日を怠惰に過ごしていた私は、なんの気もなくテレビで流れていたバレーボールの試合を眺めていた。



”春の高校バレー”全国大会

戦っていたのは隣町にある「烏野高校」だった

暇つぶしに眺めていたはずの試合なのに

私の視線はいつの間にか、その「烏野高校」の1人の選手に釘付けになっていた



身長190cm近い選手がひしめくコートの中を
170cmという決して大きくない身体で飛び回る選手

次々と得点を重ねるその黒い姿に

身体が、心が震えた




―――――――背番号10番




その彼の背中が、目に焼き付いて離れなかった
/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp