第2章 【伊達政宗】音の在処②【R18】
政宗は着物を脱ぎ捨て褌をいよいよ外す。
反り立つ自身を数回扱いてその切っ先を桜姫の華弁へと擦り付けた。
その動きに合わせるように彼女の腰が揺れ動く。
壊さないように壊れないようにクプっと音を立てながらゆっくりと挿入されていった。
短いけれど大きく吸われた呼吸が政宗自身を締め付ける。先が入り込んだだけなのにかなりきつさを感じる桜姫のナカ。
久々の行為のためか少しばかり硬さが残る。
もう少し解すべきだったか……とは思うがここまで来ては引くに引けない。
「桜姫」
優しく名前を呼んでから、再び口づけを降らせた。
優しい唇への愛撫にふわりと腰が持ち上がりほんのりと力が抜ける。それを確認した政宗は一気に自身を圧しこんだ。
「……っん」
桜姫の口から零れた息が短い音を紡いだ。
声ではないが、彼女の呼吸が自身を受け入れてくれたことを確認させてくれる。
彼女に包み込まれたソコは久しぶりの感覚に今にも暴発してしまいそうで、政宗も堪えるので精一杯だった。
しばらく動かず抱きしめあい、互いの温度と香りを堪能する。時折桜姫の方からも口づけを送ってくれたり軽く腰を揺らして来たりと幸せの合図が届いてくれば、政宗からも笑みが零れた。
「……愛してる」
囁きながら、そっと挿送を始める政宗。
ギュッと桜姫の太腿に力が入り政宗を締め付ける。
浅くゆっくりだった動きは徐々に力強く、深くなっていく。ギリギリまで引き抜いて最奥まで突く。
溢れんばかりの感覚を愛情を桜姫に打ち付けた。何度も反りかえる背を支えながら、身体を絡み合わせて高みへ昇る。
「……クッ……はぁっ……そろそろ出すぞ」
最大限まで大きくなった政宗のモノは幾重にも重なった刺激を駆け上がり、せり上がってきた欲望を彼女のナカへ放出させた。
数回に分けてビクつきながら欲を出し切った政宗にしっかりと抱きしめられる桜姫もまた何度目かの絶頂に微睡んでいる。
乱れた呼吸を絡ませながら、もう一度交わした口づけを合図にして政宗は彼女のナカから自身を取り出した。
ズルリと出された力ないモノと一緒に出した欲望が厭らしく零れ出る。ヒ
クついている彼女の秘口にまた誘われてしまいそうになるが、ぐっと堪えて桜姫の身体を整えてやった。