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【ヒロアカ】雪恋【轟焦凍】

第6章 原作編《期末試験》


紫沫SIDE


口付けは胸元からどんどん下へと向かい、気付けば太ももへと到達していた。
そして、轟君の手が私のショートパンツへと。

「ぁっ、待っ…」

そう言いかけたところで、上半身同様にあっさりと脱がされて。
ベットに来てからものの数分で身に纏っていた衣服の殆どを取り払われてしまった。

「っ私だけは、嫌…」
「紫沫だけっつうのは不公平だったな」

自分だけがどんどん肌を晒された姿になる事に異論唱えると、轟君が何の躊躇いもなく上の服を脱ぎ捨てた。
目の前に広がった鍛えられた胸板や腹筋に思わず見惚れてしまう。
筋骨隆々という訳ではなく、男性にしては少し細身で無駄のない引き締まった身体は色気を感じてしまう程で。
その姿に目が釘付けになっていた私は、轟君の手が秘部へと伸ばされていたのに気付かなかった。
突如ショーツ越しに割れ目を撫で上げられた驚きと、今まで誰にも触れられた事のなかった部位に触れられた感触に身体が過剰に反応していた。

「ひゃぁっ」
「もう濡れちまってるぞ、ココ」

わざとなのか、耳元なのに小声でそう言われて。
先程とは比べ物にならない羞恥心が一気に私を襲う。

「違っ…」
「違わねぇ。下着の上からでもわかる位ェだ」

認めたくないのに。
轟君の指が確かめる様に撫で続けてくるから更に湿り気を帯びていく。
その上、わざわざ口にしている言葉から逃げられない様にと耳元で呟くから嫌でもわかってしまう。
それが恥ずかしくて仕方ないのに。
気持ちとは裏腹に、身体は素直に反応を示しているから自分ではどうすることも出来ない。

「コレ意味ねぇから、脱がすぞ」

そういうが早いか、ショーツもあっという間に脱がされて。
羞恥心から顔を両手で覆っていると、今度は秘部を何かヌルッとしたものが這う感覚がした。

「ひゃっ…ぇ?…ちょっ…ゃ…だめ…んっ」

何事かと思い手を外して視線を向けると、股間に紅白頭があるのが見えて。
秘部に顔を埋められているのだとわかり、咄嗟に抵抗するつもりで足を閉じたけど。
しかしそうした事が轟君の頭を挟む形になって、自らそこへの行為を助長させてしまった。
厭らしい水音が耳にまで届いてくる。
羞恥心からなのか初めて感じる刺激のせいからなのか、どんどん身体の熱が上がっていくのがわかった。


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