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【ヒロアカ】雪恋【轟焦凍】

第4章 原作編《体育祭》


紫沫SIDE


『ミッドナイトが"第一種目"と言った時点で、予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?』
『!?』
『だから、おおよその目安を仮定し、その順位以下にならないよう予選を走ってさ。だいたい40位以内。後方からライバルになる者たちの"個性"や性格を観察させてもらった。その場限りの優位に執着したって仕方ないだろう?』
『組(クラス)ぐるみか…!』
『まあ全員の総意ってわけじゃないんだけど、良い案だろ?人参ぶら下げた馬みたいに、仮初めの頂点を狙うよりさ。あ、あとついでに君有名人だよね?「ヘドロ事件」の被害者!今度、参考に聞かせてよ。年に一度敵に襲われる気持ちってのをさ』
『切島…予定変更だ。デクの前に、こいつら全員殺そう…!!』

B組らしき人は爆豪君から離れていく。
その言動に爆豪君の様子がみるみる変わっていき、何処からどう見てもキレているとしか見えなかった。

《さァ残り時間半分を切ったぞ!!》

そこで、画面が切り替わった。
映し出されたのは緑谷君チーム。そして、

『そう上手くは…いかないか』
『そろそろ、奪るぞ』
「轟君だ…」
《B組隆盛の中果たしてーー1000万Pは誰に頭を垂れるのか!!!》

いよいよ、2人が対峙した。
すぐには動かず、お互い様子を伺っている様だ。
騎手は轟君で、馬に飯田君、八百万さん、上鳴君がいた。

『もう少々終盤で相対するのではと踏んでいたが…随分買われたな緑谷』
『時間はもう半分!足止めないでね!仕掛けてくるのは…』
『飯田、前進』
『ああ!』

轟君の掛け声で飯田君が走りだす。
すぐ様八百万さんと上鳴君にも指示を出していた。

『八百万、ガードと伝導を準備』
『ええ!』
『上鳴は…』
『いいよわかってる!!しっかり防げよ…』

何かを仕掛けるつもりらしい。
そして、緑谷君のチームを狙っていたのは決して轟君達だけではなかった。

『一組だけじゃない!』

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