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【ヒロアカ】雪恋【轟焦凍】

第4章 原作編《体育祭》


紫沫SIDE


《先頭が一足抜けて下はダンゴ状態!上位何名が通過するかは公表してねえから安心せずにつき進め!!そして早くも最終関門!!かくしてその実態はーー…》

映像が切り替わり、先頭の姿が映し出されている。
勿論そこにはあったのは轟君の姿だった。

《一面地雷原!!!怒りのアフガンだ!!地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ!!目と脚、酷使しろ!!ちなみに地雷!威力は大したことねえが、音と見た目は派手だから失禁必至だぜ!》
《人によるだろ》
「地雷って…これ絶対怪我人続出しますよね?」
「さぁ、どうかね。ここまで残ってるヤツらさ。そうそうヘマはしないよ」

そう言われ、画面を見つめていると、確かに上手く避けて進んでいる姿が目に入った。

『エンターテイメントしやがる』
『はっはぁ俺は……関係ねーー!!てめェ宣戦布告する相手を間違えてんじゃねえよ』
《ここで先頭がかわったー!!喜べマスメディア!!おまえら好みの展開だああ!!後続もスパートかけてきた!!だが引っ張り合いながらも…先頭2人がリードかあ!!!!?先頭、爆豪・轟!!最終関門を今抜けそうだがーー…》

地雷を避けつつ進むせいでなかなかスピードが出ない轟君を、"個性"を使って上空を進む爆豪君が捕らえた。
2人は互いに"個性"を使って牽制を始めた為、進むスピードが少し遅くなっている様に見える。
と、その時、画面には映っていなかったが、大きな爆発音が響いた。

《後方で大爆発!!?何だあの威力!?偶然か、故意かーーA組、緑谷爆風で猛追ーー…つーか!!!抜いたあああああー!!!》

その爆発の原因が映し出されると思ったら、場面はそのままに先頭2人の頭上を爆風に乗って飛び越えていく緑谷君の姿が見えた。

『デクぁ!!!!』
『!!!』
『俺の前を行くんじゃねえ!!!』
『後ろ気にしてる場合じゃねぇ…!』
《元・先頭の2人。足の引っ張り合いを止め、緑谷を追う!!共通の敵が現れれば人は争いを止める!!争いはなくならないがな!》
《何言ってんだ、お前》
「緑谷君凄い…さっきまでトップの映像には影も形もなかったのに、一瞬で2人を追い抜いちゃった…本気でトップ、狙ってるんだね…」

何だか、胸が熱くなる思いがした。


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