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【ヒロアカ】雪恋【轟焦凍】

第4章 原作編《体育祭》


紫沫SIDE


《雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!どうせてめーらアレだろ。こいつらだろ!!?敵の襲撃を受けたにも拘わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!ヒーロー科1年!!!A組だろぉぉ!!?》

競技場にプレゼントマイクの声が響き渡る中、私達は入場口から姿を現した。

「めっちゃ持ち上げられてんな…なんか緊張すんな…!なア爆豪」
「しねえよ。ただただアガるわ」

私は出場する訳でもないのにその場の雰囲気に呑まれそうになっている中、爆豪君は相変わらずの様子だった。

《B組に続いて普通科C・D・E組…!!サポート科F・G・H組もきたぞー!そして経営科…》

他のクラスも続々と入場し、クラス毎に整列する。
いよいよ、体育祭開幕の時だ。

「選手宣誓!!」
(あ、睡さんだ)
「18禁なのに高校にいてもいいものか」
「いい」

目の前の壇上には睡さんが立っていた。今年は1年の主審をすると言っていた事を思い出す。
私としては普段着の方が見慣れている為、18禁のイメージはもう殆どなくなっていたのだけれど、やっぱりコスチュームはちょっと過激だと思う。

「静かにしなさい!!選手代表!!1-A爆豪勝己!!」
「え〜〜かっちゃんなの!?」
「あいつ一応入試一位通過だったからな」

まさかの選手代表に私も驚いた。
そうか、爆豪君は入試一位だったのか。身体能力高いとは思っていたけど、そんな成績を残していたのは知らなかったな。

「せんせー。俺が一位になる」
「絶対やると思った!!」
「調子のんなよ。A組オラァ」
「何故品位を、貶めるようなことをするんだ!!」
「せめて跳ねの良い踏み台になってくれ」

何となく、真っ当な宣誓にはならないだろうなとは思っていたけど、良い意味で予想を裏切らない爆豪君にちょっとだけ好感度が上がった気がした。
…やっぱりちょっと怖いけど。

「さーて、それじゃあ早速第一種目行きましょう」
「雄英って何でも早速だね」
「いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者が涙を飲むわ(ティアドリンク)!!さて運命の第一種目!!今年は…コレ!!!」

私の参加はここまでだけど、何故かその種目が発表される画面を見て少し緊張が走った。

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