• テキストサイズ

絶望の果てにあるもの

第14章 戦いの序章




×
×

【一番隊隊舎】

「決戦の準備は予定通り進んでおる。各隊の隊長、副隊長、及び席官は戦闘要員として必ず参戦するのじゃ。」

「じゃあ…ウチの七緒ちゃんも?」

『そういう事やないですか?桃かて戦うんやで?』

「雛森副隊長がですか!?まだ体調が万全ではないのですよ?」

『卯ノ花隊長。あの子が行くって言うたんや。“藍染を殺せ”と言われたら“殺せる”と…』

「あの…雛森が!?」

日番谷が驚いたように言った。

『ホンマの事や。でもなぁ…あたしは戦わせたくない。あの子は戦い向きやない。優しい子やから…』

レンは哀しそうに言った。

「では…五番隊副隊長・雛森桃、八番隊副隊長・伊勢七緒、一部を除く席官は瀞霊挺の警護にあたるものとする。」














隊主会が終り、レンはある場所に来ていた。


『久しぶりやなぁ…此所も…片付ける奴も居らんし…悲惨な状態やね。』
来たのは…中央四十六室。

あの時以来…誰でも入れる状態になってしまっている。
おそらく…藍染との戦いが終わらない限り…新しい者を任命される事はないだろう。

『あっ…そういえば…あの時…』




《はぁ…。眠い。》

《レン…》

《ん?なんですか?藍染隊長。》

《やはり…君は季南の娘だね。》

《なんですの?いきなりそないな事言うて…》

/ 161ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp