第10章 君に嫉妬
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『嘘…やろ…あたしの事…』
「こんな事で嘘つくわけねぇだろ…。」
『そうやね…せやけど…ゴメンな…恋次…』
「そうだよな…ダメだよなぁ…俺じゃ…」
『そういう事やない。恋次の事…嫌いなわけやないよ…けどなぁ…今は…無理なんや…恋次…今の状況がよくなったら…改めて…言うてくれへん…?』
「あぁ…言ってやる。」
『ありがとう…』
レンは穏やかにフンワリと笑った。
だが…突然。レンは真面目な雰囲気を出す。
『(真子の霊圧…向かってる先は…一護。戦ってる…でも本気じゃない。二人共…)』
「レン?どうしたんだ?」
『なんでもない。恋次…戻るよ。あたし…行かなあかんとこあるし。』
「何処行くんだ?」
『秘密や♪』
「なんだよ。それ…」
『大丈夫やって♪そのうち分かるから♪』
今は言ったらいけない。一護はみんなに秘密にしたいだろうから…
一護は一人で闘ってるんだから…
あたしは…アイツをなんとかしなきゃいけない。
藍染惣右介を…
どうにかしなきゃいけない。
考えなきゃ。
みんなが幸せになれる方法を…