第5章 裏切りから味方へ
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『桃。霊圧消して…ここに居って?』
レンと雛森は十三番隊舎…
雨乾堂に来ていた。
「わかった。」
『どんな事があっても…気を抜いて霊圧出したり、此所から出たりしたらあかんよ?』
「うん。」
『約束や。破ったら…』
「破ったら?」
『抱き付きの刑や♪』
レンはさっきの真面目な顏は何処へやら…ヘラリと笑って言った。
「え??」
『何アホ面してんの?』
「レンちゃんが原因でしょ!!」
『怒鳴れるんやったら大丈夫やね。』
「??」
『さっき…辛気臭い顏しとったやないの。怒鳴れるんやったら大丈夫やろ?ほな…行ってくるわ。此所にいてな?』
レンは中央四十室へと向かって行った。
その前にちょっと…
寄り道です。
『あら…一角さんと射場さんやん。こないな緊急事態にのんびり酒飲んではるなんて…あの人達にしか出来へんことやね♪♪よし…急ご♪』
―中央四十六室。瀞浄塔居林。
『(ここに着いたんはええんやけど…桃は大丈夫やろか?とか言ってる間に十番隊の二人が来たみたいやね。)防御装置スイッチオン♪♪』
レンは扉に向かって指差した。
『うわぁ♪♪発動した♪面白い~♪♪』
「レン…。なにやってるんだよ…君は…。」
イヅルが呆れた様子で言った。
『ん?何って?暇やったから遊んどったんや♪』
「まったく君は…なんて呑気なんだ…。しかも…しょっちゅう隊舎からいなくなるそうじゃないか!!」
『イヅル…それは今関係ないやん。しかも…どっかの隊長さんと違うて…しっかり仕事してからの話やし?』
「それってボクの事?」
声のした方には市丸ギンが立っていた。
『さぁ?どうやろね?ギンやったら…誰か分かるんやないの?ほら…始まるよ。』