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絶望の果てにあるもの

第3章 最強の侵入者




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【西方郛外区に歪面反応!!三号から八号域に警戒令!!繰り返す!!】






白道門の前に死神たちが集まっている。

『旅渦みたいやね。』

「そうみたいだな。まぁ…あっちに落ちたなら俺達の出番はねぇな。何せ…瀞霊門の外には…兒丹坊がいる。」

こう言ったのは九番隊副隊長。檜佐木修平。

死神たちはそれぞれの隊舎へと帰ってしまった。
残されたのはレンとギンだけだった。

『ギン…もの凄い音が聞こえるんやけど…。』

そして…上手く聞き取れないが兒丹坊と少年の声が聞こえる。

「何してるんやろ?」

『さぁ?こないなとこで油売っとったら…またイヅルに怒られてしまうよ?あたしは隊舎に戻るわ…』

レンはその場を去って行った。





二人の男性死神と一人の女性死神が二番側臣室に向かっていた。

「初めてっスよ俺…副官章なんかつけるの」

面倒くさそうに副官章をつけながら恋次が言った。

『あたしもや…。』

「あたぼうよ。こんとに強制されてハメるんはワシも初めてじゃけぇの!!」
こう言ったのは七番隊副隊長。射場鉄左衛門。

「副隊長は…副官章をつけて…二番側臣室に待機せよ…かぁ…。」

射場がそう呟いた。

『アレ?桃やないの。』
「レンちゃん、阿散井君、射場さん、」

「雛森…なんだよ。まだお前だけか?」
恋次が雛森に話しかけた。

「うん…そうみたい。」
「隊長、副隊長なんてのは戸魂界中にちらばって忙しくしてるような連中ばっかだからねぇ。」

三人の後ろから女性の声がした。
十番隊副隊長。松本乱菊である。

『せやったら…全員が集まるんは時間かかりそうやね。』

「そうねぇ…半日はかかるんじゃない?ウチの隊長もサッパリ連絡つかないのよ。困るわぁ…」

乱菊がダルそうに言った。
「乱菊さんのとこの隊長って誰でしたっけ?」
恋次が言った。

「アレよ。日番谷の…」それに射場が答える。

「あー例の天才児か。」

「ねぇ…レンちゃん。ウチの藍染隊長知らない?」
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