第21章 不安定な気持ち
『は…い…昨日はその……』
「大丈夫だよ。それなら何となく察しはついたよ。僕らは何も君達の恋路を邪魔するつもりはないさ。ただ、その君の体質を何とかしてあげたいのともしかしたら、イミテート達がその君の霊圧となにか関係があるんじゃないかって僕は思っているんだ。」
「たしかにそうだよね?レンの霊圧が上がった直後と言ってもおかしくないタイミングでイミテートは現れた…(レンって…こんなキャラだったかなぁ??)」
ローズがそう言ってなにか考え込んだ。
「そうだとしたら…狙いはレン…」
白哉が悲しそうにつぶやくように言った。
沈黙が流れた…
『あの…それやったらそうかもしれん…昨日、恋次と現場に向かう途中に恋次に化けて来よったから…他の人が目的やったら…あたしにわざとそれぞれの姿で追い詰めるようなこと言わんと思うんや…』
「たしかにそうだねぇ…一か八か…試してみようか…」
『え?京楽隊長?何をですか??』
「双極の丘で阿散井君と仲良く居てくれたらいいのさ。」
京楽はそう言ってどこか楽しそうにしている……。
「『……………。』」
恋次とレンは蚊帳の外になり、そのおびき寄せ作戦が実行されることになってしまった…
京楽曰く、昨日の大惨事の罰でもあるそうだ…