第4章 ~石田三成~ end. 【前編】
「どうせ、今夜は帰ったらダメなんだよね?」
「まぁ……そのようですね……」
「じゃあさ……楽しもうよ……?ね?」
私は三成くんに手を重ねると、スルッと指を絡ませた。
それだけで、さっきよりも真っ赤になる三成くんが……
やっぱり可愛いっ!!!
「あの……きょうこ様……私は、その……」
しどろもどろの三成くんの耳元で、私は囁く。
「ねぇ……三成くんは、一人で慰めた事、ある?」
「えっ、ええっ!?」
うん、うん、あるんだな。
「その時、誰を思い浮かべてた?」
「え……?」
「秀吉さん?」
「…………そ、そのような事は……」
やだー泣き出しそうな顔してるーーー!!!
可愛いっっっ!!!
「大丈夫だよ……ねぇ……秀吉さんの事……考えて……」
「……」
もうずっと真っ赤な顔をしている、三成くん。
私はそっと着物の上から、三成くんの太股を撫でた。
「秀吉さんは、逞しくて……男らしいのに……指がキレイなんだよね……煙管を持つ手も……吸い付く唇も……ほんとキレイ……」
私のその言葉に反応したのか……三成くんが、
ピクンと動いた。
「わ、私はそのような……」
「ふふ……そう?でも、秀吉さんの事を思い出したら……元気になってきたみたいだよ……ここ?」
そう私は太股を撫でながら……そっと着物の中に手を忍ばせていた。
そして下帯の上から……
三成くん自身を撫でていた。
「そ、それは……きょうこ様が、そのような所に触れられるので……」
「そう?私で……?」
「はい……」
「でも本当は、あの人に触ってもらいたかったんでしょ?」
私は下帯を緩めると、隙間から手を入れ……直接触れた。
まだ完全に勃起はしていないようだけど……
うん、なかなか……いいモノ持ってる。
「……きょうこ様っ!?」