第3章 ~豊臣秀吉~ end.
「きょうこ、すまない。俺の物ではお前を悦ばせることが出来ないかもしれん……」
「え……」
下世話な妄想を巡らせていると、ひどくしょんぼりした秀吉さんの声がした。
「……これを隠して夫婦になりたい、なんて言うのは……駄目だよな……」
秀吉さんが、下帯に手をかけた。
するりと脱いだその下には……
思わず、目をこらした。
……って、え?ま、まさかの……
ポークビッツ……
いや、それよりも、もうこれ以上削れない誰がそこまで使い込んだんだ!?ってか、さっさと捨てろよって大きさの
鉛筆……
ど、どうしよう……これ、なんて声をかけていいか……
お客さんだったら、可愛い❤️なんて甘やかしてさっさとイカせてあげるんだけど……
リアルでこれって……
あぁーーー、町で声をかけてきた別嬪さんは、この事を言ってたんだなぁ~……
てゆーか、なんで知ってんのよっ!!!
ずっと黙って考え込んだままの私に不安を感じたのか、秀吉さんから声がかかった。
「きょうこ……驚いただろう?でも、これが俺なんだ……やっぱり、これじゃお前も……」
「ち、違う!!!私は、秀吉さんを愛してるの!!!秀吉さんの身体じゃないっ!!!」
「いや、でもな……分かってるんだ。俺の物じゃあ女子に悦びを与えるのは無理だってこと……」
「そんなことないよっ!!!」
下を向く秀吉さんに、大きな声を上げた!
「きょうこ……」
秀吉さんの心が下を向いているからか、鉛筆君もしょんぼりと下を向いている。
そっか……いつの時代でも、男はサイズで色々決めたがるんだな……