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奇術師とルーラーの黒い恋

第7章 アレカラ×ト×コレカラ


ヒソカを追いかけて着いたのは、



『ここは……ゾルディック家……』


懐かしく思い出す、ゾルディック家。
まぁ、ゼノさんとシルバさんにしか会ったことはないが。
3年前の仕事の関係上で少し会ったくらい。

あぁ、そういえば、青い綺麗な目をした白髪の小さな子には会ったことはあるな……可愛かった。




『久しぶりに行くか。』



と独り言を呟いて守衛さんのいる建物へ足を運ぶ。

コンコンとノックする。


「はーい、どちら様でしょう?」


『お久しぶりです、ゼブロさん。

執事室に連絡して貰えますか、ルーラーが来た、と。』



「ルーラーさん!!お久しぶりです!
承知しました!今すぐに連絡いたします。」


といって執事室に電話をかける守衛のゼブロさん。
あぁ、久しぶりだ。少し緊張をしている。
お二人は元気だろうか。



「大丈夫だそうです、ささ、中へどうぞ。」


といって案内される試しの門。
試しの門を開けるのも久しぶりだ。
いくつまで開くだろうか。


『よいしょ…っと……』


「試しの門をⅤまで…!!
旦那様達がお待ちです、屋敷までまっすぐどうぞ。」


3年前はⅦまで開いたんだが……やはり鈍っている。


『ありがとう。』


ゼブロさんへお礼を言い、狩猟犬に会いにいく。



『ミケ、久しぶり。』


大きく機械のような訓練された狩猟犬。
覚えてるかどうかはわからないが、声をかける。


グルルルル…と唸りながら擦り寄ってくるミケ。

『覚えていてくれたのか、嬉しい。

屋敷まで連れていってくれるか?』


とダメ元で聞くと、ミケは伏せて乗れとアイコンタクトをしてくる。


『!!……ありがとう、ミケ。
よろしく頼む。』





ミケに跨り、屋敷まで走るミケ。
私は心臓は緊張でバクバクだ。
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