第2章 デアイ×ト×デアイ
ヒソカside
あーあ、今年のハンター試験、気に入らない試験官を半殺しにしたら落ちちゃった♦
まぁ、来年もまた受ければいいかなぁ♥
「つまらないなぁ♣」
なんて思いながらハンター試験の帰り道を歩いていた。
「おや…♠」
あれは…?なんだ?
首がない、馬。
そして、近くにいる、ボクの髪色よりも暗い、赤黒い髪の女性。
その色は、血の色に近く。
とても…
綺麗だった。
「(嗚呼…なんて綺麗な色の髪…♥
すごくゾクゾクしちゃうなァ…♦
それにあの女性…
すごく強い…♣)」
『誰だ。』
凛と澄み切った声。
だが、どこか闇を纏っている声。
嗚呼、この人、念能力者…
そして相当の手練…
美味しそうな、熟れた果実を1つ、深い森の中で見つけた…♥