第4章 トウギジョウ×ニ×トウジョウ
「さぁ!今日2戦目の試合!!
ルーラーVSリールベルト!!
ここまでルーラー選手は瞬殺無傷です!!!
さぁ!!始まります!!」
「ポイント&KO選!
始め!!」
『早く終わらさせてもらうよ。
早く、シャワーを浴びたいんだ。』
「〜っ!!!舐めやがって!!!
くらえ!!“双頭の蛇による二重唱(ソングオブディフェンス)”!!」
「でましたぁ!!“双頭の蛇による二重唱”!!
すさまじいスピードでうねる2本のムチは完璧に自身を守りつつ攻撃の機をうかがうかの様に間合いをつめる!!
さぁ、ルーラー選手どうする!!??」
『ただのムチだろ。』
「来るのが怖いか!!??来れないだろう!!
ムチを見切るのは不可能!!
ふははは!!オレの勝ちだ!!」
『あのさぁ、ここまで私の試合見てなかったの?
こんなの、止まってるようにしか私には見えんぞ。』
パシパシッとムチを掴む。
リールベルトは待ってましたと言わんばかりにニヤリと笑った。
「かかったな!!“双頭の蛇の正体(サンダースネイク)”!!」
ビリビリビリッと身体に電流が流れる。
「これは両方合わせて100万ボルト!!
降参してオレと付き合うのなら止めてやってもいいぞ!!ふははは!!」
降参してオレと付き合う?
“「ボクが勝ったら付き合ってよ♦」”
ヒソカの言葉を思い出してカァ〜ッと赤くなる顔。
『ふざけるなよ…!!』
と言って勢いよく掴んでいるムチを振り回しリールベルトを場外へ吹っ飛ばす。
リールベルトは気絶している。
「リールベルト選手!気絶によりKO!
勝者ルーラー選手!!」
おいおいあの女やべぇな!
などという声が飛び交う。
ヒソカの言葉を思い出してヤケになってしまった。
ヒソカのヤツめ…、余計なことを言いやがって…
何はともあれ、いよいよヒソカとの闘いだ。