蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第654章 ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー2恋人達編4
少し先の未来 2022年 1月下旬
翔の部屋
サトシくん、 カズくんと3人でローテーブルを囲んで ラグの上に腰掛けてマッタリしながら
ぼくは、ロー タンスの上に飾られた、ある物たちを見ながら 幸せな気分に浸っていた
ショウちゃんの部屋で、ショウちゃん、カズくん、オイラは3人で話ししながらコーラを飲んでたんだけどさ
ショウちゃんは、僕とサトくんに背を向けて、ロー タンスの上に飾られた物たちをずっと見てるの
智.和也「ショウちゃん? どうしたの?」
すると、 ゆっくりと振り向いたショウちゃんの綺麗な大きな瞳には 涙が浮かんでいて
和也.智「シ、ショウちゃん?」
思わず叫んでた。ショウちゃんのとこに 急いで移動して
僕は左側から、ショウちゃんの肩に左手で触れて
オイラは右側から、ショウちゃんの肩に右手で触れて
智「ショウちゃん? 泣かないでよ」
和也「ショウちゃん? 泣かないで下さい」
つぶやいてた
翔「 あのね。ぼく、こんなにみんなに良くしてもらって なんて幸せなんだろうって思っていたの」
智.和也「ショウちゃんっ」
そんな可愛いこと言うショウちゃんに
チュッ
両側からキスしたんだけど……
クスクス
(ねぇ、 サトシくんとカズくん? 今、勢いあまってさ。二人して軽くキスてなかった?)
あまりに素早かったから、 目を開けたままになっちゃたんだけど……恥ずかしなっちゃうシチュエーションのはずなのに……
クスクス笑っちゃって
けど、 カズくんと サトシくんからのキスの感触を、遅ればせながらに……
ポッと、頬が赤くなるのを感じて
僕とサトくん
オイラとカズくん
一瞬気まずくなって、オマケ同時に咳払いするタイミングまで合っちゃったんだけど……
ふと、ショウちゃんを見ると、真赤になって固まっていて
視線に気付いたのか
儚い笑みを浮かべると
翔「サトシくん、 カズくん…… ぼくに 一生懸命想いを伝えてくれて…… 逃げちゃダメだよね」
和也「ショウちゃん……抱きしめていいですか?」
智「ショウちゃん……抱きしめていい?」
翔「うん……」
そう、頷いてくれたんだ