蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第649章 ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー2-12
翔がすとーむ保育園にいる頃
智.和也.雅紀.潤side
社長『 智、和也、雅紀、潤。ごめんなさい。私達大人がまずすべき事は、翔の事を気遣って、想いを聞いてあげる事だったのに』
オイラ
僕
ぼく
ボク
達は、かなりな生意気な物言いをしたのに、 怒るどころか謝って下さった社長。 おまけに マネージャーさんに送ってもらって寮に帰って来たんだけど
-ガチャ-
玄関開けた瞬間違和感
雅紀「ただいまー」
人の気配以前に
潤「ねぇ……寮明かり付いてないね」
灯りさえ灯っていない
智「ショウちゃーん?」
ショウちゃんのぬくもりが感じられない
和也 「ショウちゃんどこにも居ない?」
灯りを付けてくまなく探したのに
ショウちゃんが寮で一人泣いてるんじゃないかって。はやる気持ちをおさえて戻ってきた空間に
ショウちゃんは居なくて……
智.和也.雅紀.潤「シ、ショウちゃん(くん)?」
オイラ
僕
ぼく
ボク
たちはパニックになって
マネージャー「智、和也、雅紀、潤? 落ち着きなさい。深呼吸して。テーブルの上を見てごらん?」
テーブルの上?
『 少し出かけてきます。夕飯前までには戻ります。行き先はすとーむ保育園です』
智.和也.雅紀.潤「すとーむ保育園? 良かった……」
マネージャー「事務所から連絡が来て、社長自ら、すとーむ保育園に翔を迎えに行かれたそうだから心配いらないよ。チーフマネージャーは、翔のご家族の所へ行かれたそうだし。智、和也、雅紀、潤。先ほど社長もおっしゃってた通り、翔を。翔の大切なご家族を傷付けた雑誌社を私を含め、スタッフ陣も許さないから。そして、我々スタッフ、翔の想いを聞く前に相手方の事を、どうこうする算段をして本当にすまなかった。ごめんなさい。翔の事で、雑誌社に君達も傷付けられた。◎◎事務所の大切な子達を我々大人がしっかりと守るから」
智.和也.雅紀.潤「ありがとうございます」
涙があふれて来た
その後、マネージャーさんも一緒にショウちゃんの帰りを待ちながら、皆で夕飯のカレーを作る事にしたんだ