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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第648章  ぼくたちみらいのしゅーぱーしゅたー2-11


 翔side

 社長『翔…… 良かった無事で…… 寮に一人にしてしまって心配していたんだよ。ごめんね良かったよ。 翔がきちんと出掛け先をメモに残しておいてくれて。こちらの保育園にいるって分かって……』

 ビックリした……まさか社長が来て下さるなんて

 翔「あの……ごめんなさい。心配かけて」

 社長「翔は何の落ち度も無いじゃないか。謝るのは私の方だよ。智、和也、雅紀、潤に『ショウちゃん(くん)を守るのが優先じゃないか』そう怒られたよ」

 サトシくん、カズくん、マァくん、ジュンくんが? 

 なんだろう? 色んな感情のこもった涙があふれて来たんだ。返事したくても言葉にならなくて、失礼なんだけど社長を凝視しちゃって

 社長「翔。泣かないでおくれ……」

 そういう社長の瞳にも涙が浮かんでる……社長はぼくにハンカチを差し出してくれて。 ぼくはハンカチ受け取り、目頭をハンカチで押さえて……

 社長「翔、この雑誌社ときちんと話をつけるから。 こんな裏取り云々以前に、嘘に近い記事を掲載する様なデタラメな雑誌社を許す訳にはいかないからね。 私も後できちんとお母さんとおばあさんに謝罪させて頂くよ。今、チーフマネージャーにこの度の事をご家族に謝罪に行かせているから」

 翔「社長…… ありがとうございます。母と祖母のこと考えて下さって」

 社長「翔。私の前では、しっかり者のイメージ通りにいなきゃ。なんて思わなくていいからね。翔は大事な私の息子なんだからね…… 私には甘えなさい」

 瞬間、ぼくは涙が溢れて止まらなくなったんだ

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