蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第620章 追憶のキミ2-13
お可哀相に…… 聞両拳を握り両膝に置き、唇を噛みしめていた為に血が滲んでしまっている翔殿
心の内を吐き出させてあげねば……このままでは翔殿の心が壊れてしまう!
智「翔殿? 苦しい胸の内を、この智に話して下さらぬか? 私がこの先ずっと……翔殿のを支えますゆえ」
お可哀相です…… 両拳を握り両膝に置き、唇を噛みしめていた為に血が滲んでしまっておられる翔若様
お心の内を吐き出して頂かなくては……このままでは翔若様のお心が壊れてしまう!
和也「翔若様? どうか。そのお心内をこの和也に話して下さいませ……私がこの先ずっと……翔若様をお守り致します」
私は和也殿と、その唇に右手親指にて軽く触れさせて頂き。右手にて翔殿の左頬に触れさせて頂くと
私は智殿と、そのお唇に左手親指にて軽く触れさせて頂いて。左手にて翔若様の右頬に触れさせて頂くと
チュッ
翔「智? な、なぜ? 何をした?」
智「何を? 接吻ですよ?」
「……」
チュッ
翔「和也まで? 何をしたのだ?」
和也「申し訳ありません? 接吻させて頂きました」
「……」
翔「分からぬ……なぜ接吻などっ。何より分からぬのは私自身だ。どうしたら良いのだ? 和也智っ。私を助けてくれっ」