蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第582章 エースの涙 2番外編3
俺と潤さんは、思わず3人を睨んでしまって
智.和也.雅紀「な、何?」
潤「俺と翔は、ジムの方の同僚とかにもからかわれてハズイ 思いしてんだよ!少しは気を付けてくれよ!」
雅紀「うーん…潤さんが綺麗過ぎて…この人は俺の想い人だから手を出さすなよっ!」
和也「分かります。美しい翔ちゃんは俺の大切な、想い人なんですからね?」
智「近づくなよ?美しい翔ちゃんはオイラの大切な想い人なんだかんな?」
智.和也.雅紀「ってアピールしたくなっちゃうんだよねぇ」
潤「…翔…ダメだコイツら。諦めよう」
翔「潤さんがサジ投げたら…俺が止められる訳ないし…諦めよう…か」
でもさ…
母親との関係は良好だったから、家族関係が希薄だったって訳じゃないけど。父親とは気持ちががすれ違ってしまって、分かり合えなかったから…
智と和也に、心配されたり嫉妬されたり。自分の事をしてくれるのが嬉しいとかさ
思っちゃってる自分がいるのも確かなんだよね
翔「まぁ、心配や嫉妬から愛情を試したりしちゃうんだもんな…俺達5人はさ、お互いに 誰かが壊れそうな時は、皆でフォローして助け合って行く。そんな関係でずっと一緒にいたいよね」
潤「あぁ、ずっと一緒だ」
雅紀「うん、ずっと一緒にいようね」
智「絶対に皆で一緒にいよう」
和也「何があっても一緒にいましょうね」
翔「高校時代…あの絶望の日から、俺がここまで立ち直れたのは…智、和也、雅紀、潤さんのおかげなんだ。 誰かが傷付いたとして 今度は俺が全力で守るし、支えるから」
和也「翔ちゃん…」
智「翔ちゃん…」
雅紀「翔ちゃん…」
潤「翔…」
時に苦しくて、辛くて
逃げ出したくなる時がこれからもあるんだろう
けど、俺には仲間が 4人もいるんだ
生き行く上で、大切な人が傍にいてくれたら人は頑張れる
俺は野球を通して子供達に、野球の技術が 上手くなるのも大切だよ?
でも
仲間を信じて一緒に戦う
そういう大切な事を伝えて行けたらな
って
思うんだ