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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第576章 エースの涙2-14


練習後 監督室

和也side

練習後に、柳瀬さんに

和也『少しお話を聞かせて頂きたいのですが、お時間頂けませんか?』

ってお願いして監督室に来て頂いたんだ

監督室…と名前は付いているけど、兼応接室.会議室も兼ねていて、主に翔ちゃんがパソコンでデータをまとめる為に使ってんの


和也「柳瀬さん、本日はお時間を頂きありがとうございます」

柳瀬「いえ…」

智 side

柳瀬さんに話を聞く間、蒼空くんにはおじいちゃんおばあちゃんと、待ってもらう事にしたんだけど

雅紀さんと潤さんが

雅紀.潤「ロッカー室の方で、俺達が蒼空くん達と過ごしているから」

って言ってくれて

(蒼空くん大丈夫かなぁ?)

なんて考えてたら

雅紀さんから、タイムリーなタイミングでメールが入って来て

《蒼空くん、柳瀬さんの顔見たからホッとした表情をしているけど…でもやっぱり不安そうな表情のままだよ…》

って

和也.智side

翔「柳瀬さん、蒼空くんは柳瀬さんが仕事を頑張っている事を十分理解していて。でも…パパ…僕の事嫌いになったのかなぁ?って心の中に不安を抱えているみたいなんです」


翔ちゃんが、蒼空くんが不安に思っている事を柳瀬さんに伝えてる


翔「蒼空くん『パパに野球をやりたいと伝えたら嬉しそうな顔してくれて 。パパが喜んでくれるから野球をしてるんだ』って話してくれたんです。もちろん、おじいちゃんとおばあちゃんの事は大好きと…それでも『パパ…僕の事嫌いになったのかなぁ?』って涙して…柳瀬さん、我々は貴方が仕事も大事だけど、それ以上に蒼空くんを思っていると分かっています 。きっとコミュニケーション不足から来るスレ違いだって。ですから蒼空くんと よく話し合っていただけたらなって思って お話しさせて頂いたんです」


智.和也(翔ちゃん…)


柳瀬「ありがとうございます。翔さん。二宮監督、大野コーチ…」


そう言うと柳瀬さんは涙を溢されて…

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