蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第570章 エースの涙2-8
土曜の 夕方
翔のアパートにて鍋パーティー中
雅紀「あぁ、目隠しされてる!」
少年野球チームの練習が終わった後、土曜日の夕方からいつのまにか、俺ん家のアパートに5人で集まるのが当たり前になっちゃってて
スポーツジムに就職してから始めた一人暮らし。20代前半の男が出せる家賃なんて微々たるもんで。10畳一間の1Kのアパートが やっとなわけよ
部屋の奥シングルのベッドを置いたらさ
人間様が住まうスペースなんて…8畳くらいなもんで
ハッキリ言って、眠るスペースを人様に見られるのは恥ずかしいって言うか…
どうやって、ベッドを人様に見られないようにするかと考えた結果。壁につっかえ棒を付けてカーテンで目隠しする。というオーソドックススタイルに落ち着いたわけです
翔「当たり前だろう?見られたくないもん!眠るスペースなんて!」
和也「翔ちゃん…まさかエロ本とか隠してないよね…?」
智「えぇ?翔ちゃんがエロ本とか嫌だぁ!」
潤「本当だよな。雅紀ならまだしも…」
雅紀「もう潤!さんなんだよそれ!失礼だな!」
智.和也.潤「アハハハハハ!」
翔「そんなの隠してません!それに雅紀にも失礼じゃんね?」
雅紀「さすが翔ちゃん!俺の味方は翔ちゃんだけだよぉ!」
こんなバカげた話を、 気心知れた仲間でするのが俺達5人
翔「8畳のスペースに男の5人…暑苦し過ぎない?」
和也.智.雅紀.潤「ねぇ」
「ねぇ」って言いながら、それさえも楽しいっていうね