第555章 秘密の館の秘密の住人2-13

智&和也&雅紀&潤side

智「美貴子さん、翔を見掛けなかった？貴女になら行き先を話しているんじゃないかって思って…」

和也「翔ちゃん、何も言わずに…また出掛けちゃったみたいなんです」

雅紀「 翔ちゃんに、遊ぼうって誘いに来たのに居ないって言われて…」

美貴子「翔ちゃんでしたら『家に行ってお屋敷に持って来られる荷物を選んでくるね』っておっしゃっられて…『 皆様とご一緒に行かれたらいかがですか？』って申しあげたんです。そしたら『 いくつか選んで。次に取りに行った時に時間掛けずに運べるから。その時にみんなに手伝ってもらうから大丈夫』 そうおっしゃっられて…申し訳ございません。皆様がそれぞれにお忙しくしてらっしゃいますし、私も、今している事をキリをつけてから報告に伺おうと思ってしまって… 早くお伝えするべきでした。本当に申し訳ございません」

智「美貴子さん、大丈夫。貴女は悪くないから…」

その時潤叔父上が来られて

潤様？

潤おいちゃん？

潤「雅紀!智!和也!一緒に翔の実家に行くぞ!馬車を出してやる!実はな…道すがら話してやるから!早く!」

翔ちゃん…何で一緒にって誘ってくれないの？

翔ちゃん…何で…またお一人で向かわれたのですか？

話…って何だ？翔…無事で居てくれ!
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潤「あのな… 荷物を持ち帰るのに、荷台を着けた方がいいかもなと思って馬に荷台を装着してきたんだ。だからお前達の乗る場所は荷台になるんだが…構わないか？」

智(…)

和也(…)

雅紀「大丈夫!前から荷台に乗ってみたかったの!」

その時はまだ…そこまでの大事になるなど思ってもいないから…皆でどこか…余り危機感を感じずにいたんだ…