第552章 秘密の館の秘密の住人2-11

雅紀と潤の離れ

潤side

雅紀「嬉しかったんだよ？けどさ、嫉妬した智くんと、カズに俺、 嫌み攻撃されてさ参っちゃった」

潤「翔が？」

翔がふざけて人に抱きついたりするタイプではないだけに

どうしたんだ？って想いと、 何でか、チクっとした胸の痛みを感じていると

雅紀「翔ちゃんさ『何でも無いよ』って…何か不安とか感じたのかな？僕の場合は明るい自分を作り出す事で『何でも言って』 不安とか感じた時に、自分の心の中をさらけ出しやすくしていたんだけど…翔ちゃんは、自分の殻に閉じこもって思った事を言わなくなるタイプなのかな？」

この時、こんなにも的確に雅紀が翔の心の中を代弁していたのに…

潤「そうか…雅紀は自分心を守る為に、明るい自分を演出して頑張って来たんだな」

雅紀の想いは、受け止めてあげる事が出来たのに…

翔の心の不安を感じであげなかったんだろう…

翔にあんな事が起きるなんて…

この時の愚かな自分を激しく後悔する事になるんだ…