蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第539章 夢でしか逢えない2 恋人達編3
翔side
智『翔ちゃん。オイラはずっと、傍にいるよ』
和也『翔ちゃん。俺はずっと、傍にいますから』
なんで…信じてる自分と、信じたい自分と、ずっとなんてある訳ないじゃん。って思ってる 自分がかいるんだろう?
翔「サトシくん、カズくん」
智「ん?どうした?翔ちゃん」
和也「ん?どうしました?翔ちゃん」
翔「僕とサトシくんは9歳、カズくんは6歳離れているでしょ」
智「うん…」
和也「えぇ」
翔「僕相手じゃさ…二人には他にふさわしい、大人な女性が良いんじゃないの?未成年の僕じゃリスクもあるし…」
智.和也side
翔ちゃん?
翔ちゃん?
何をあり得ない事言っているの?
和也「そうですね。年齢の近い人とか。そういう事では、自分にもっと『ふさわしい』女性はたくさんいますね」
智「気になる患者さんから…一人の人として翔ちゃんに惹かれていると気付いた時から患者さんとしては見れない自分がいた」
和也「大人としては間違ってるんだろうけど…リスクなんて事を考えた事無かったですね。翔ちゃんが好き。想いを伝えたい。だから『翔ちゃん。俺はずっと、傍にいますから』って、俺は誓えるんです」
智「ずっと一緒にいたい…今もこれからも翔ちゃんが好きだよ。だから『翔ちゃん。オイラはずっと、傍にいるよ』って、俺は誓えるんだ」
綺麗な瞳を潤ませオイラを見つめる翔ちゃん。何かを確かめる様に…
何かを確かめる様に綺麗な瞳を潤ませ、ジッと俺を見つめる翔ちゃん…
翔「僕も好きなのに…カズくん、サトシくん…信じたいよ…」
智「翔ちゃん… たくさん傷付けられたら人の事を信じられるわけないじゃんね。分かってるからね翔ちゃん。 謝る必要なんかないんだよ」
和也「翔ちゃん… 人を信じられない位、たくさん傷付けられたんですから。分かってるますからね翔ちゃん。 謝る必要なんてありませんから」
優しいねサトシくん…
優しいね。カズくん…
翔「僕、サトシくんとカズくんなら信じられる。僕もずっと、傍にいるって誓うよ?」
なんて可愛い事言うんだろう翔ちゃんは…って