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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第483章 花(華)の屋敷 2-11


数日後-カズの部屋-

カズside

調べた事の報告に来た魔織…

魔織「申し訳ありません。カズ様…サトシ様… 心の痛む事しか報告出来ず…」

魔織のせいでは無かろう?

カズ「魔織辛い事を頼んだりしてすまなかったな」

魔織「いえ…」

涙を浮かべて部屋を下がった魔織

カズ「心優しき子に頼むには酷な事でしたね…」

サトシ「私達の耳にに入って来た事、聞いた事。この目でたしかめた事は…」

サトシ殿の涙…

カズ「以前の花屋敷のあり方に…」

サトシside

カズ殿の涙…

ショウとジュンの過去…

全くの事実無根な事をかわら版等で流布された…

許せね…

-マサキの部屋-


サトシ殿とカズ殿が、今度の事について話し合いをされている間

私に出来る事は?


深く傷付いておられるジュンさんとショウ様の御側にいて差し上げたい…

ジュン「私があの男の申し出を拒否したから…花屋敷に、耕太さん、サトシさん、カズ殿、マサキ様に迷惑を掛けてしまった」

ショウ「男を怒らせた故、花屋敷に勤めて下さる、さわさんや、母上達に迷惑を…子供達の花の家に通う機会を奪ってしまった…」

花屋敷が今に至る経緯を町の人々は大多数が知っておられますよ?

皆が心配しているのは…ジュンさんとショウ様です…

マサキ「お待ち下さい。ジュンさん。ショウ様。貴方様達は、ご自分が申し出を受ければ…と言われたのですか?花屋敷では客を取る事はした事無い貴方達ですよ?男達の申し出に誤りがあったと言うのに…それに…」

-カズの部屋-

カズ「許せませんね…ショウ様も、ジュン殿もお母上様を守る為に…」

刃物を持って向かって来た相手の男と揉み合いになり刺してしまわれたと言うのに…

サトシ「許さね…ショウを、ジュンを…」

母に言い寄る相手の男に、怨みを抱いて刺した等…

サトシ.カズ.マサキ

少なからず、自ら人を刺した栂(とが)にて花屋敷で客を取る罪を課せられたと信じた人々がいる…誤解を解かなければ…


ショウとジュンが

ショウ様とジュン殿が

ジュンさんとショウ様が

色眼鏡で見られる事無き様に


守る…

守ります…

守りますから…














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