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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第482章 花(華)の屋敷2-10


カズside

伊織「失礼致します。伊織です。少しお時間よろしいでしょうか?」

カズ「伊織? 何かあったのか?」

伊織は、物書きである私の腹心の部下。と言うべき男だ、大切な

今は、花屋敷の番頭して我々を支えてくれている伊織だが、かつては私の物書きの資料を集めてくれたり、 資料の整理をしてくれたりと。手伝ってくれていたのだ

伊織 「先程、ショウ様がお出掛けになられて。とても顔色が悪かった故『大丈夫ですか?どちらへ行かれるのですか?』とお聞きしたのですが …何も言わずに出掛けて行かれて…」

カズ「ショウ様が?」


サトシside

我々に告白してくれた後 、泣き過ぎて過呼吸になり掛けた位

体調崩しているのだショウは… それなのに…出掛けた?

どこに…?

ショウ?

ショウが、考え事などをする時に一人で向かう場所…

サトシ「 希望の丘か!?」

カズ「かもしれません!サトシ殿。とりあえず行ってみましょう!」
--
(居た…)

(おられた…)

ショウside

希望の丘の てっぺんに仰向けになり空を見つめていた。視界の隅に、カズ殿と、サトシ の姿が見えて…何故だか涙が溢れそうになった

サトシは、私の右側に仰向けになり、カズ殿は左側に寝そべって来て…

ショウ「考えていたのだ。私はこの様にぞんざいな物の言い方をして、皆に高圧的な態度を…皆が深傷付いているのも気付きもせずに… 私はこの様な物言いしか出来ぬのだ許して欲しい」

我々の思い描くショウ様の理想像の為
我々の思い描くショウの理想像の為

傷付けたのは我々だと言うのに

ショウは
ショウ様は

己こそ、言動や態度で、皆を縛り付けているのだと言う極論に達したらしい…





















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