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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第439章 キミの声が聞きたくて 2-8


翌日 雅紀&潤の事務所

雅紀side

雅紀「智さんご依頼頂いた件。調査報告が纏まりましたんで…」

智「ありがとう。雅紀くん…」

飲み屋で出会った一つ年上の智さん。幼なじみのカズと共に一人の青年を深く愛している優しい人

そう。ウチの潤が俺の事を穏やかだっていつも言ってくれるけどさ、 俺ね。こんなに仏の様に穏やかで優しい人、見た事ない。ってくらいにさ。怒ってるのなんか見た事ない

智さんの穏やかさのレベルは俺の非じゃないって思ってんだよね

その智さんの、今まで見たことないくらいに険しい表情… 普段穏やかな人が本気で怒ったら…

俺も潤も、息をするのも忘れるぐらいに、ピンと張り詰めた空気の中資料に目を通す智さんを見つめてた…

智「折戸のご友人…翔ちゃんが前バイトしてたラーメン屋の男…ね…」

潤「ある意味。一番可能性のあるヤツだった…」

雅紀「そして… 会社内で折戸の回りを固めていた仲間がね… 新しい社長の元では上手くやれずに強い反発を抱いたり、辞めたヤツらが翔ちゃんや、ご家族達は恩人の折戸を陥れたという。 誹謗中傷的な内容のね、投稿をTwitter に繰り返していた」

智「事実に嘘を織り交ぜて、誠が嘘に刷り変わる様に印象操作したり?仲間内で、翔ちゃん、梓さん、ご家族を 一家離散に追い込むまで苦しめておいて?許せねぇよ!」

潤side

いつも穏やかな智さんが本気で 怒っている…何て声をかけて良いか分からない…

俺は何も言ってあげられない自分がふがいなくて…

智「ありがとう。雅紀くん。潤くん。 誹謗中傷していたヤツらを 突き止めて、法的手段で裁かれる様にしてくれて」

雅紀「智さんと、カズが Twitter にさ。家族の想いとして事件のあらましを投稿して、自分達を正当化しようとしたヤツらがねじ曲げた真実の嘘に屈する事無く闘った結果だよ」

潤「雅紀さんと俺は、ご家族の無念な想いを。世間に広めるという形で拡散や、RTをお願いする立場で関わらせて頂いただけ…」

智「違う! そのおかげで間違い無く今日の結果に繋がったんだよ。雅紀くん。潤くんの想いから沢山の人が、折戸達のした事の罪を知ってくれたんだ…翔ちゃんを助けてくれてありがとう」

智さんの瞳には光るものが…


雅紀「カズの闘いは…どうなったかな?」





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