蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第424章 復活Love 2-12
和也「あの…何をどんな風に警察に話されたんですか?」
智「何で俺達に話しなきゃなんないとか思いますよね?あの…」
マスター「大丈夫ですよ。翔ちゃんから詳しく聞いた訳じゃないけど。家を出た後 とても良くしてくれる。琉くんの…『兄さんの…二人の友達に世話になってるんだよ』って 聞いたことがありますから」
そう言うとマスターは
マスター「私はずっと心配してたんです。実は。少し前から翔ちゃん、あの男と…あまり聞き耳立てる訳にもいかないですしね。 ビジネスでも始めるのかな?って感じがしたけど…正直、あの男と翔ちゃん?なんか不思議な組み合わせだな。なんて。翔ちゃんの友達にしてはっ…て。正直思ってましたから…」
雅紀
とにかく、喫茶店に入って来た時から、人の様子がいつもと違ったって。 いつもよりちょっと注意深く二人を見てたんだって
マスター「で翔ちゃんが『…確信した…貴方が…兄さんを…』って。 追い詰められたんだろうね。冷静さを欠いた感じで 『兄さん…お前は櫻井翔…か…櫻井琉の弟の…嫌な予感したんだ…あの事故の櫻井琉と同じイニシャルだったから…俺はやってねぇよ!』叫ぶと翔ちゃんの頬を… 佐柄は喫茶店を出てって。翔ちゃんのタイミング見て声掛けると翔ちゃんらしいんだ『佐柄さコーヒー代払わないで帰ったね』 って。あの男と自分のお金払ってさ。いいって言ったのに…翔ちゃんが店を出たその後に気付いたんだ 。テーブルの下に翔ちゃんの携帯が落ちているって。 さっきも言った通り詳しく聞いてた訳じゃないけど『叩かれたんだから警察に』って言ったら翔ちゃんは『 自分で何とか…』 って帰えっちゃうし。考えたんだ 。携帯の録音機能を押してたのを偶然見ちゃってたから。私は…翔ちゃんにこれ以上危ない橋渡らせる訳にはいかない 。次会った時に佐柄がどう出てくるか分からない感じがしたから先手を打って警察に断片的であるけど見聞きした事を伝えて、携帯も渡したんだ」
智「ありがとうございました。もう充分頑張ったんです。翔ちゃんはここまで…」
和也「これ以上やったら翔ちゃんが危ない目に合わされてしまう。本当にありがとうございました」
潤
カズ…サトシ… 二人の安堵した表情…
潤「良かった…佐柄が 素直に認めてくれればいいけど」
雅紀「そうだね」