蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第420章 復活Love 2-8
喫茶店
まつり「翔…お前…弟さんと同じイニシャルなら、R.Sなはずだろ?」
翔「その人物が、僕とは限らないでしょ?俺って言ってるし」
まつり「翔が、偽名なのか」
翔「本名で、R.Sさんの無念を晴らす手伝いをしたいのか?」
まつり「第三者で助け様としてるのか…身内なのか?」
翔「まつりさんも、ツイートを読んで真実を掴むお手伝いがしたいです。ってDMくれたでしょ?本当の目的は違うかもしれないのに…」
まつり「…何が言いたい?」
翔「接触して来た意味を考えたんだ。危機感を覚えたんじゃない?4年も経って何故?って。僕も、情報が来るかな?って思いで…純粋な協力者か…それとも…見極められずにいた」
まつり「…」
翔「曲を、世に送り出してみれば ?ってアドバイスしてくれたのも、 マネージメントをアドバイスしてくれたのも、まつりさんの本当の姿だった。けど、ツイートで濁した部分…を自ら証明して、僕の疑念を払拭したのもまつりさんだった」
まつり「この前のでか?」
翔「あの事故の日は雨だった…バイクから落ちたライトあったはずなのに戻って来たバイクには付いて無かった。当時単独事故で処理された『雨で遺留品も流された』を真に受けて… 月命日には必ず雨だった。きっと、真実を明らかにしてくれ。って伝えてたんだ。僕は激しく後悔した。今まで何をしてたんだろう?って…ステッカーね『なあ、翔、ステッカー!バイク雑誌の企画でさ、抽選1名プレゼントで当たったんだ!』って大喜びした物なんだ。確信した…貴方が…兄さんを…」
まつり「兄さん…お前は櫻井翔…か…櫻井琉の弟の…嫌な予感したんだ…あの事故の櫻井琉と同じイニシャルだったから…俺はやってねぇよ!」