第374章 笑って生きて行く 2 番外編1

翌日


桜園 リビング


チョット何と言うか、いたたまれない気持ちになっちゃって。 園に遊びに来たんだけど…

サトシにぃと、カズにぃ、二人揃って休日だったみたいで、園に一緒に来たんだけど…

意識を飛ばしちゃって。 次に、僕が目覚めた時には、すごい青ざめた顔で沢山謝られて

翔『もういいよ』

って

ようやく、僕の違和感に気付いたらしくて。 激しく落ち込むのはいいけど

カズにぃ、サトシにぃ…園に来た時ぐらい、頼むから子供たちにその顔は

まずいんじゃない？

けど、今は駿だよ、駿、駿のお陰で…


他の子供達に勉強を教えていた駿が、僕を真ん中にサトシにぃが右側に、カズにぃは左側に3人で座ってたソファーの

対面のソファーに座ったタイミングで

翔「 おととい、琴音(ことね)ちゃんだけ 誰が好き。って何も言わなかったのさ、どうしてか分かるよね？」

駿「俺も言って無いよ？」


確かにね ？

けど、なんとなく雰囲気とかで、自分への思いを感じ取る事ってあるでしょ？

それは、 自分の好きな人が、他の人を好きで、見つめているって感じた時も

察してしまう

切ない片思い

という感情


というか…


翔「駿、日頃から冗談に紛らわして、僕の事好きとか言ってくるの聞いてたら、琴音ちゃんだって… 何も言えないよね？そして駿は琴音ちゃんの気持ちも 分かってるし…それに駿の本音は？」


もう一つ



蓮 くん
怜皇くん
陽向くん
大翔くん



咲良ちゃん
胡桃ちゃん
茜ちゃん
茉莉花ちゃん


達の告白にも色んな想いがね…

流石、サトシにぃと、カズにぃ

智.和也「なるほど…」

察したみたい…



けど、僕のコトとなると…



何で察してくれないんだろ？