蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第372章 笑って生きて行く 2 恋人達編5
翔side
和也『ショウちゃん!ゴメンねっ』
智『ショウちゃん!ゴメンねっ』
翔『もう、いいよ…』
分かってるの。サトシにぃと、カズにぃの
『可愛い』
誉め言葉の
『可愛い』
だって…
『可愛い』=女の子って… 考えている僕…のコンプレックス(身体付きが幼い…とかね…)
だから…
-ガチャ-
(ぇ?)
げ、玄関ガチャって…鳴ったよね?パパとママ?
翔「カズにぃっ?サトシにぃっ?」
翔(…)
智「ん、ショウちゃん…ショウちゃん」
和也「ん、ショウちゃん…ショウちゃん」
確かに…
翔『もう、いいよ…』
って言ったね…僕…
じゃ、しゃなくてっ
翔「チョっ…カズにぃ!サトシにぃ!」
あ、あの、あのね?
和也「ねぇ?ショウちゃん余裕ぽくないですか?サトシ」
智「ね?やっぱそうだよね?カズ。ショウちゃん余裕だよね?」
エロのスイッチ入れちゃったみたい…
翔「ふっ、うっ」
智.和也「ショウちゃん?何で声…聞かせてよ?」
そんな事出来る訳ないでしょっ?だって!
カズにぃに、身体の左側を、サトシにぃには、身体の右側…愛撫されて…エロのスイッチが入っちゃった、にぃ達に勝てっこないもん
声出ない様に口元抑えようとしたら、目敏く見つけられちゃって。サトシにぃには右手を、カズにぃには左手を取られて…
片手での愛撫より、舌での愛撫にしたらしいカズにぃと、サトシにぃ
翔「 僕はカズにぃと、サトシにぃより13歳下で、身体だって小さいから、これからもきっと可愛い。ってしか言って貰えないし、 見て貰えなくて… 大人でセクシーでカッコいい。サトシにぃと、カズにぃが何で僕?をって…お似合いの人いるはずなのに…けど…誰にも渡したくないもん! って思ってる自分がいるんだ…」
涙が出て来た。こんなつもりじゃなかったのに…
リビングにはパパもママもいるのに…
だから声抑え様って思ったのに…
思った事が勝手に口から溢れ出ちゃうし…
グンっ
翔「えっ?ひっ、サトシにぃ?カズにぃっ?何で」
シックスナインのカッコ?にすんの?