• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第365章 笑って生きて行く 2-6


和也side

幸いって言っちゃダメなんだけど、手術が午前10時から午後14時までの4時間で終わってさ。その後、急ぎ桜園に、車を走らせながら『早く早くっ』て気持ちばかり急いて。でも『落ち着け、落ち着いて』って正反対の事呟やきながら、アクセルを強く踏みそうになるのを必死に耐えて

桜園に着いたタイミングが、智と一緒になってさ

智side

休日のはずだったんだ、元々。けど、大切な患者さんがインフルエンザでさ。子供が苦しんでるのホットくなんて出来なくて。診察して14時過ぎに、病院を出て。和也と終わった時間同じだったんだよね

桜園でさ会ったんだけど、病院から車に乗せてもらえば良かったよ(タクシー)

リビングに入った瞬間見た光景は…

智「母ちゃん?」

母ちゃんが泣いてて、父ちゃんが慰めていてさ

和也「父さん?」

母さん泣いてる?父さんは…表情が険しくて…

翔「だって、だって、だって」

智.和也「翔ちゃん?」

母ちゃんが
翔ちゃんを
母さんの

腕の中に抱きしめると

『だって、だって、だって』

って

涙溢れさせてパニックを起こして

可哀想に

翔ちゃん…

潤先生と、雅紀くんが経緯を教えてくれて

仕事で帰れないって言ってたけど、どうしても俺達(主に翔ちゃん)に

会いたくなったからって

日本に向かう途中のタイミングで

オイラ達より、翔ちゃんの事を一番に聞きたがる両親に今回の事は

伝え無いなんて当然出来無くて

智和「翔…辛かったな。一度ばかりか二度も翔を苦しめて… 相手の事を内々に知らべてたんだけど、時間が掛かってしまって…」

智和「詳しくは、これから話すけど」

って父ちゃん

京「翔ちゃん、あの男に色々と言われて辛かったわよね」

智和「俺に京、智と和也を守る為に、苦しい思いさせてゴメンな」

翔「…パパぁ、ママぁ… 智にぃ、カズにぃ、翔おにいちゃん…」

和也「父さんと、母さんの俺達への愛情の深さは…」

智「ありがたいよね。オイラ達の為を守る為なら…」



/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp