蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第364章 笑って生きて行く 2-5
ウソ?
どうして?パパとママだ?
何で?どうして?お仕事じゃないの?
正月は帰って来れないんじゃなかったの?
( 涙で顔がよく見えないよぉ)
京「翔ちゃん、あなたって子は…どうして自分の思いを胸にしまっちゃうの?」
ママ…
京「いつでも、夜中でも メールでも、電話でもっ。何かあったら…苦しかったら…楽しい事もっ。みんなっ、ママに教えて頂戴?って言ってるじゃないの!」
瞬間、ママにギュッって抱きしめられたんだ
ママ…
智和「京?そんな風に…」
そう言いながらパパは、その大きな右手で僕の頭を撫でてくれて
パパ…
京「貴方?貴方はなぜ…」
智和「京?冷静でなんか、いられる訳無いだろ?オレ達の大事な翔が泣いてるんだぞ?苦しんでるんだよ?冷静な訳無いだろ?」
パパ…
京「そうよね?翔ちゃん大好き貴方ですものね。冷静な訳…ごめんなさい…貴方」
田辺「二宮さん?立ち話もなんですから、ソファーに座って話しませんか?コーヒーでも頂きながら」
智和「はい。そうですね。田辺施設長」
潤.雅紀「こらみんな!そんなウルウルした目で翔(ちゃん)達を見つめなくても、久しぶりに会って嬉しくて泣いてるだけだから!」
子供達「一緒(いっちょ)だ」
子供達が、雅紀くん、と潤先生の言葉が一緒だって
何でだろ?僕案外冷静に、周りを見てるの
リビングて田辺園長先生と、パパとママと、潤先生と雅紀くんはコーヒーを
子供達はオレンジジュース
僕はお子ちゃまだからって、カフェラテを用意されたんだけど
カフェラテを飲もうとした瞬間
ママが
京「どうして? ママって。パパって。何で呼でくれないの?翔ちゃん?今日はずっとよ?」
ぇ?だって、だって、だって…
ママが、両手で顔覆って泣き出しちゃって。パパ凄く悲しそうな顔で、ママの背中を擦って
僕も泣きそうってなった時
智.和也「翔ちゃん!」
智にぃと、カズにぃが
リビングに入って来たんだ…