第353章 花冷えの季節 2 恋人達編 8

和也side

そうだよね？

自分は、ありがたい事に

翔『カズ!凄いね!さすが《開拓者》!』

3年前の大学卒業前のX'masね、俺の書いた話がさ『脚本大賞』に選ばれたんだよね


雅紀『カズなら、イケルって!』

って言う、マァのさ、言葉にツイサ…

サトシにぃも

智『カズ!出しちゃいな!』

って


何よりショウちゃんが…

翔『応募してみたら？』

って…

二人が背中押してくれたから


ショウ ちゃんが喜んでくれたのが嬉しくて

ゲームとかさ、なんとなぁく、日々を生きた俺が…

世の中で人の役に立つ事が出来んの？

こんな俺でも？って

思っちゃったら…


翔『カズ!脚本出来たら一番に読ませてね？』

翔『カズ!演出少し聞いてたのに、話も知ってたのに!凄いよ!全然想像以上のものになってた!』

ショウちゃんは、いつだって

俺の味方でいてくれたのに

俺は？


サトシにぃも…自分で説明したいだろから…俺からは言わないね？

俺の事、サトシにぃも喜んでくれたの


才能豊かな翔ちゃんを

俺のワガママで


ショウちゃんに


『兄弟の縁を切るから』


言われても仕方ないよね？


涙止まんない の

ポロポロ泣いてたら

ショウちゃんが…


翔「俺の事、思ってくれたからカズと…サトシくんは…」

翔「和也。ありがとう…」

って…