蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第342章 花冷えの季節 2-1
-翔と和也と智のマンション-
翔「ナニこれ?雅紀くん?」
雅紀「翔ちゃんのピアノ演奏の動画?」
翔「…見れば分かるよ。何で?動画って?」
雅紀「子供番組の製作サイドから 依頼を受けてさ。翔ちゃんに、曲作って貰ったでしょ?子供達に直接教えるっていう話になってさ…」
翔「あぁ、子供達が覚えやすいように、制作サイドが、動画に撮ったって事?まぁ、今回は仕方ないけど、今度からは動画とか断ってね?」
翔ちゃん…甘いよ…
俺が、マネージメントで、この仕事取ったのがアレなんだけどさ…
君は、幻の天才作詞、作曲家で、皆『大野翔』の素顔が見たいと 思ってんだよ?
これは、子供達の母親たちが 『大野翔』に合わせてくれ?って言うのにさ
制作サイドが負けて…
-雅紀と潤のマンション-
潤「子供達の内、誰かの母親が動画を撮ってネットに流したって事?」
雅紀「…うん…どうしよう…カズと、智さんが知ったら…」
潤(やっぱ鬼の様な着信履歴と、メール…これって…その事?)
潤「もう遅いと思うけど…」
雅紀「うわっ?何この着信?」
潤(バ、バカっ… 折り返し電話なんかしたら…)
和也『マァ、何かな?この動画は…』
智『マサキくん?説明して貰おうか?』
雅紀(ひぇ~)
-ガチャ-
翔『カズ、智くん?お風呂次どうぞ?』
和也.智『翔ちゃん…何で動画?信じらん無い。翔ちゃんが世の中に…』
雅紀 「電話切れちゃった…ど、どうしよ?潤?」
潤「なんか、やな予感…翔さんを、守る事に命掛けている人達が黙って無いよな…」
なんか… 漠然と感じた不安が
当たる事になるんだ…
1章にて、書かせて頂いた
『花冷えの季節』
の
第2章です
宜しくお願い致します
サクラ