蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第340章 涼やかな風.美しき優しい花(華)たちへ 番外編7
翔汰「『諦め切れない恋』か… マスターはしたことありますか?」
俺達4人話している時、 校長先生…翔センセのお父さんは、 マスターと話をしながら
距離を置いてオイラ達の事、見守ってくれていたんだけど…
翔汰「私は、後悔しています。あんなにも愛してたなら…なぜもっと頑張らなかった?って…諦めたくない思いだったのに…」
翔「父さん…」
翔センセ… 可哀想に、泣きすぎちゃった上に、鼻のかみすぎで、鼻の頭真っ赤だし、目だって、ちょっと腫れぼったくなっちゃってんの
それなのにさ。俺、翔センセの憂いに満ちた表情も、綺麗だな…なんて…
それなのにさ。オイラ、翔センセの憂いに満ちた表情も、綺麗だな…なんて…
翔汰「20年以上経って再び愛する人に…そして 子供に…一人で頑張って育ててくれた子供に再会して。 私の両親がその子の一番多感な時期、中学生の子に、 母親の事について… 『嘘ついて、傷付けた』のをしった時… 今、その愛する息子は、苦しみの中にいるんですが…今度こそ間違えない!私が愛する子供を守る!助けるんだ!と決めたんです」
翔「とぉ、さん」
翔センセ…
お父さんの想いに益々泣いちゃいそうだ…
翔汰「翔が、私の想いを…『好きな人を自分の想いだけで縛る事は出来無い』理解した上でね。それでも私は『諦めたくない想いを。 今度こそ、貫く』事にしたからね。翔ありがとう」
翔「父さん…俺、父さんと、母さんの想い会う気持ち分かる。俺にも『諦めたく無い想い』が…美優花、風優花、涼優花という愛する人がいるから…そして、おじいさんと、おばあさんの想いも…分かるから…もう…ホントにワダカマリは無いよ…」