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蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第322章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ17


 雅紀&潤

 雅紀side

 仕事中に、母から電話が掛かって来たんだ

 潤にも、潤のお母さんから電話が



紀南『翔ちゃんが、学校にいるんですって…』

潤湖『 翔ちゃん、眩暈を起こして保健室で休んでるって連絡があったの』


 そして、翔のお母さんからメールで

翔花《翔に、あの人、自分が父親だって名乗ってしまった。と。 学校辞めさせてくれ。って、言われたのを、 引き止めたい気持ちや、そして何より、今の翔の状態を何とかして、救ってあげたいという思いから話してしまった。って …我が儘言って悪いけど、まぁくんと、潤ちゃん二人で、翔の様子を…迎えに行ってあげてくれないかしら?》


 同じ文面を読んでいた潤が


潤「雅紀にぃ、早く、翔の所へ行ってあげよう?」

 って

雅紀「急ごう。潤」


 店を、早じまいして、潤と二人で翔の勤める学校に、保健室に付いて


 潤side


 早く翔の所へ行ってあげたかった

 翔の身に起きた事が、余りにも理不尽過ぎて…

 翔が何したっていうんだよ?あんなにも家族を愛して、仕事も熱心に…

 なのに

 俺一人だったら 、行き場のない怒りを抑える事が出来なくて、翔にも、 平常心でなんか会えねぇって思ったんだ


 雅紀にぃも、いつもの柔らかい表情じゃなくて、厳しい顔して車を運転していて

  でも、雅紀にぃが、一緒だから俺は、それこそ平常心で 


 翔に向き会えそうだ…

 

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