蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第319章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ14
櫻井&相葉&松本家
-共通リビング-
雅紀「おばちゃん…」
翔花「私ね、翔汰さんのご両親の気持ち、今なら良くわかる。だって、私だって翔が幸せになるなら。って翔の為に。って思って…色々道を作ったりするはずだもの。それが親というものだから…」
-子供部屋-
雅紀「でも、家名や会社経営の為に、子供に望まない人との結婚を進めて、愛し合う二人を別れさせるのは違うと思うけどな」
潤「翔汰さんには、パティシエの才能があるから、その才能を伸ばしてあげたい。けど…翔花さんへの思いから、製菓調理専門学校の講師の道を選んだ」
雅紀「翔汰さんの意地でしょ?実家を継いだのに何か言う事ある?って言うね?ご両親は翔汰さんが世界で羽ばたくには?…って道を作ってあげたつもりで…ね」
潤「翔にさ『貴方の母親のせいで』…とかさ。21年前の事を今だに… その為に翔は可哀想に深く傷付いてさ…翔の選んだ道は間違って無い。俺達は俺達のやり方で翔を支えてやろうな」
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-リビング-
翔花「私は、翔汰さんの幸せを心から願っていたのよ…翔に『貴方の父親は、いつか世界的なパティシエになるわよ』って…なのに…」
紀南「翔ちゃん… 将来、お父さんと同じパティシエになるって頑張って来たのにね…」
潤湖「翔ちゃんには、お父さんは、翔ちゃんに逢えた時は、ギュッて抱きしめてくれるわよ。言って来たのにね…」