蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第312章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ7
2019.6
-2ヶ月前-
-製菓調理専門学校- 教室
和也.智『あ?櫻井さん?』
和也.智(ん?)
和也『隣の席に座ったのは… 何かの縁って事で。 よろしく。俺は、二宮和也』
智『オイラ、大野智。よろしく… あのさ…』
和也.智『もしかして、櫻井さんがバイトしていたアノ店に行った事あるの?』
2019.6 実習室
翔side
(コレって… )
生徒達 ザワザワ…
『櫻井先生どうしたんだろう』
『さあ?』
翔「ゴメン。今日は苺の生クリームケーキを作って貰うんだけど… 皆に配った資料の要点を、黒板に書いとくから…」
和也side
翔センセ?
思わず、隣の班の大野さんと、顔を見合わせちゃった
きっと、作る手順から、材料のgramの細かい所まで把握してるよね
翔センセは
だからね。手にした資料に目を通した瞬間… 表情を強張らせたんだよね
智side
翔センセ?
二宮くんと思わず目を合わせちゃったよ
そうだよね?翔センセからしたらさ…
材料のgram数かさ、ほんの1gram だけど…
オイラ達だって、 気が付く位だもん。気付かない訳ないもんね?