• テキストサイズ

蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )

第310章 涼やかな風.美しき優しい華(花)たちへ5


 雅紀side

 -国際電話- パリ

潤『は?何それ…』

雅紀「潤。言い方悪いけどさ、翔に何も伝え無いで海外に逃げたんだから何も言えないよね…」

潤『…雅紀にぃ… すげぇ腹立つ言い方すんね…』

雅紀「ゴメン…翔さ、おばちゃんと結婚が叶わなかった翔の父親の実家に、毎年夏休みに律儀に挨拶行ってんじゃん。その後急に元気無くなったんだよ。今回の結婚の話と関係あるんじゃないかなと思ってんの。俺」

潤『…』


雅紀(これを言ったら、もしかしたら潤が俺との事考えてくれて、潤との関係が動くんじゃないかとかさ…)

 俺卑怯な言い方したよね… 俺は潤が…

 高校の同級生で仲良過ぎで。俺の父親と死別した母ちゃんと、旦那さんと離婚した潤の母親。翔を未婚で生んだ… 女3人の変わった家庭の元で育った。俺より8ヶ月下の潤。20歳(8月生まれ)と、1歳1ヵ月下の翔。19歳


 ここ最近、微妙なトライアングルで来た関係が… 変わる予感…


 潤side

 俺と雅紀にぃも夢を叶え、製菓調理専門学校に入学。一足先に卒業して、今年の春からケーキ屋で経理兼、販売員として働き始めた雅紀にぃ。8ヵ月上の21歳(12月生まれ)と、5ヶ月下の19歳の翔

 俺は… 翔の事が… 雅紀にぃの言う通り、翔に何も伝えないで逃げる様にパリの学校に留学したんだから


潤(翔が結婚するって言ったって文句言え無いんだよな…)

 微妙なトライアングルが変化する予感が… したんだ…





/ 1063ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp