蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第276章 追憶のキミ 恋人達編5
翔side
400年前
俺に、小姓として支え、仕えてくれていた和也と
俺に、左官職人として出逢い。後に仕えてくれた智
現代
お城の左官職人と、お城の警備員として再会した大野さん
雅紀の副担任と、雅紀の従兄弟として再会した二宮さん
二人に同じ様に
「恋人になりませんか」
そう言われた
400年前の思いが残っているから、再び出逢ったんだと…
俺が感じた事が、確信に…
本当は涙が出るほど嬉しかった。数ヶ月前出逢って。その後も、数回逢った後も忘れる事の無かった
大野さんと
二宮さん
長い長い夢から覚めた後も、忘れなかった
400年前の翔と、和也と、智
これが運命と言うならば
けれど…あの日、翔の為に二人は傷付いたのだと思うと
「恋人になりませんか」
と、言われても贖罪もすんで無いのに…
覚えてない。そう言ったのに…