蝶よ花よ〈甘い蜜に誘われて〉(気象系.信号トリオ.BL )
第254章 追憶のキミ 17
課外授業の始まる直前
和也side
各々、動揺してたはずなの
けど、何故5人が、引き合わされた訳を理解した瞬間
瞬時に、自分達が
翔ちゃんを救う為に、引き合わされたんだ
って
智side
そうか… そう考えたら
何故こんなにも
翔ちゃんに惹かれるのか…
理解した瞬間
各々、自分の果たす役割を考えてた
雅紀side
翔ちゃんが
翔「トイレ行ってくるね」
って
残った4人、誰からともなく携帯を出して
メルアドを交換したんだ
(翔ちゃんの連絡先、二宮センセと、大野さん、さっきチョッと強引にゲットしてた)
潤side
何故、相葉がこれ程にまで苦手なのか… 瞬時に理解して
次に相葉の言葉に
何も起こらなければ良いけど…
何かが起きる予感を、各々感じ取ったんだ
雅紀「一年半前の事故の時も… 5人近くに居たのかも…」
和也「どういう事?」
雅紀「お城の外で翔ちゃん車に… その相手『《ソノトキガキタ》声にしたがったまで』って… 警察で…」
智「3月と、今日の《イマガソノトキ》って声の主も傍にいるって事?」
和也「そいつは… 《ソノトキガキタ》の為に罪に問われなかった?」
潤「相葉… あの日の事をもっとキチンと… って考えてんのか?過去の出来事との因縁とは、その時は結び付かなかったのだから…」
雅紀「だって… 」
和也.智「気に病む事は無いよ…」
雅紀「声の主… 俺知ってる… かも… あの事故の日翔ちゃん、俺目の前で… 警察で… 確認してくれって言われた人 …だ。翔ちゃんの近くに… 今もいる人で… 過去の… あの時の…」
5人が揃う事で、過去を思い出した様に… 相手も… 思い出した?
和也「何も起こらないのが一番だけど… 考えたく無いけど… 万が一のために役割を決めませんか?」
智「ああ… 二時間の見学何だよな?オイラもその頃休憩だから…」
雅紀「俺は翔ちゃんの傍離れない」
潤「天守閣に、そいつが居た場合、俺は…」
公園内に居た場合とか、時間帯でも変わってくる筈。各々臨機応変に動こうと確認し合って…
カメラ… 携帯… 音声… そんな風に決めておいた事が… 後に…