第249章 追憶のキミ 12

　そして… 課外授業の日

　AM9:30 お城の入口前

　翔side
　
　なんだろう？感覚的なモノなんだけど… ハッキリそうだ。って言えないんだけど

　昨日とは、城内や、公園内の空気が違うような気がして

　
　和也side

和也「初めまして二宮和也です」
　
翔「初めまして… 櫻井翔です…」

　ついに来た課外授業の日

　教師、生徒は、お城に現地集合だから、相葉に

和也「翔ちゃんと、話しさせてよ」

　無理難題言って

　初めて言葉を交わした翔ちゃん

　19歳 って話なんだけど

　間近で見た翔ちゃんは、凄い美少年で。一見すると、女の子みたいな綺麗な顔してて、色も白くて

　しかし… 翔ちゃんから一番感じたのは… 気品溢れる高貴さ… だった

　だけど… 相葉の副担任とはいえ。何で自分に挨拶してきたんだろう？

　って言う感じの、ちょっとオドオドした表情の翔ちゃんが

　可愛いと言うか…

　オマケに翔ちゃん、警備員の仕事に入る前の緊張感漂う中に、話掛けられた訳で

　そりゃ、俺だって、わきまえてますよ？

　仕事中に合わせろとか、そんな野暮な事は、言いません
　
翔「雅紀？」

　キッチリした性格なんだろうね？仕事とプライベートは別でしょ？って感じで、相葉に視線を送ってて
　
　チョッと相葉にイタズラして黙ってよっかな？って思ったんだけど… さすがにね？

　挨拶しながらね？少し離れた場所から二人の視線を感じるんだよね

　相葉曰く、左官の仕事している。大野さんていう人と、松本先生の…

　大野さんは、俺と同じ、翔ちゃんを気に掛けてる感じがしたけど… 松本先生は… どちらかと言うと、相葉の方を気に掛けている感じだ